AOR web site (ITALY)に掲載されたレビューの日本語訳

 

バンド名から推測できる様にナイカクノワは日本出身のバンドであり、 Internal Nuclear Tideと英訳されている。バンドは作曲者兼ベーシストの コバヤシ・サトシを中心に結成され、メタルとネオクラシックヘビーロック的な表現と 70年代の音楽に見られる暗示と手法を織り交ぜたパワフル且つ超絶技巧・ インストルメンタル・プログレッシブサウンドを創り上げており、 60分に渡る殆ど全てが素晴らしいサウンドである。

最初の曲「Please!」はヘビーメタル風のギターリフで始まり、 フルートに支配された ブレイク と小休止、演奏の流れなど全てが激しく降り注ぐ音符の嵐を思わせる。

続いて13分を超える大作「要するに・・・」はギターやキーボードの代わりにホーン、 フルート でジャズっぽく始まり、息もつかせぬベースとドラム、そしてエンディングまでの 6分間は プログレ とフュージョンを合わせた灼熱の炎にギターが生命を吹き込んでいる。

暗く抑圧された「メモリー」はスローなフレーズと突然の加速を繰り返すヘビーメタルをリカバー し、HMファンと演奏テクニック愛好者の両方を満足させるだろう。

そして更にスピーディーな 「629アイテム・・・・」にも同じ事が言えるだろう。

13分に渡る「Crisis」はクラシックプログレとヘビーメタルの結合を進化させつつ、 エクスペリメンツ音楽のペダルをも踏み込んでいる。

「小さなエゴ」は非常に脆弱で不快とも言える音を発しているが、レッド・ツェッペリンの Dazed And Confusedを髣髴とさせる辛らつな間の取り方を用いて、それが無数の インストル メンタル・ライドの基本として機能させていて、強烈な「Seven Minutes Squeezer」 と共に正しい方法論が確立されている。

フォーカスの「悪魔の呪文」のカバーはドリームシアター、イエス、ジェスロタル、 キングクリムゾンなどの一流音楽の要素を上手く取り入れており見事に アルバムを締めくくっている。

演奏技術、作品としての質については申し分がなく、 これら日本のミュージシャン達はその価値に見合う賞賛を手にすることが出来るだろう。                      

アンドレア・ベルタミーノ
AOR Website
FLASH Magazine Writer